10月13日はさつまいもの日です。
さつまいもは江戸時代に、「栗(九里)より(+四里)うまい=十三里」
ということで「十三里」と呼ばれていました。
埼玉県川越市で活動する「川越いも友の会」により、10月13日を「サツマイモの日」として
1987年に制定されました。
さらに10月23日は『おいもほりの日』も!
さて、さつまいもといっても、今ではいろいろな銘柄を目にし、手に取ることができるようになりました。
それぞれどんな特長があるのか、知りたくないですか?
「ベジタブルライフ」の 焼き野菜アドバイザーでおなじみの野菜ソムリエ「緒方 湊くん」に教えていただきました!
野菜ソムリエ 緒方湊くん
シルクスイート
【シルクスイート】
産地は茨城を中心に全国展開しており、人気上昇中のさつまいも。
9月末から収穫され、12月くらいまで流通しています。
シルクという名前の通りしっとりとして、舌触りが滑らか。
(水分が多いので、「ねっとり」ではなく、「しっとり」です)
繊維質は少なく、すっきりとした濃厚な甘みです。
(芋の個体差もありますが)水分が多いので、アルミホイルの中で蒸し焼き状態となり、
アルミホイルとの相性はとても良いです。
やきいもだけでも美味しいけれど、
はちみつとバターをかけてとろ~りスイーツ感UP!
シルクスイートには、
『バターはちみつ焼きいも』がおすすめ!
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安納芋
【安納芋】
ねっとり系の代表的なさつまいも。
甘さは紅はるかに匹敵するくらいの甘さ。
主に種子島での栽培のため、台風などの影響で若干の幅ありますが、
10月から12月に収穫されます。
コロンと丸い形をしていて、皮の色が薄く、果肉はオレンジっぽい色ですが、
加熱をすると栗のように濃い黄色になります。
シルクスイート同様、水分が多い品種なので、
アルミホイルとの相性はとても良いです。
紅あずま
【紅あずま】
9~11月に収穫し12~2月頃に流通します。茨城県や千葉県で多く栽培されています。
いわゆるホクホク系のさつまいもですが、アルミホイルを使うことで、
最大限さつまいもの持っている水分を活かします。
ホクホク感だけでなくしっとり感のある焼きいもにできます。
甘じょっぱい焼きいもチーズ焼き。
ワインのお供にもおすすめ!
紅あずまには、
『焼きいもチーズ』がおすすめ!
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紅はるか
【紅はるか】
10月から11月にかけて収穫され、12月下旬ごろが美味しいです。
キュアリングが特に大事なサツマイモ。
鹿児島、茨城県などを中心に展開。今や全国で栽培されている人気のさつまいも。
「(他の品種と比べて)はるかに優れている」ことから「べにはるか」の名前が付きましたが、
すべてのさつまいもの中で一番甘いのではないかと思います。
甘いさつまいもの果肉は濃い黄色をしているイメージがありますが、
紅はるかの果肉はやや白っぽいのが特徴。
これは整腸作用に効果が期待できるといわれる「ヤラピン」が他のさつまいもに比べ多いからです。
(さつまいもを切った時に出てくる乳白色の液体がヤラピンです)
アウトドアシーンにもおすすめ!
焼きいもスモアで心も体も温まろう♪
紅はるかには、
『焼きいもスモア』がおすすめ!
【レシピへ GO!】
愛され続けて15周年!石焼きいも黒ホイル
石焼きいも黒ホイルと一番相性のよいさつまいもは?!
緒方くんに、石焼きいも黒ホイルをつかって(オーブントースターで)調理するのに最も相性のいい、さつまいもの品種を聞いてみました!
『シルクスイート、安納芋、紅はるかは蜜がたっぷり出てきました!紅あずまは他の3種に比べると、皮が焼け、こんがりの風味を楽しむならこの品種ですね。』
とご意見をいただきました♪
参考にしてみてくださいね。