今や日本人のソウルフードともなったおにぎり。そんなおにぎりを作るとき、皆さんは何を使って握っていますか?
「アルミホイル派かラップ派か」という声もよく耳にしますが、多くの人は食品用ラップで作っているかと思います。握りやすくて中身も見えるラップは生活に根付いて当たり前に使われていますよね。
やはりホイルは少数派……でも、実はホイルもおにぎりを作る際にはメリットが沢山あるんです。それに、ホイルでおにぎりを包めばあんな悩みやこんな悩みが解決するかもしれません。今回はそんなホイルとラップの違いを詳しく解説。両者のいいとこどりをした“合わせ技”も登場しますよ!
どんな特徴がある?押させておきたいホイルとラップの違い
どのご家庭にも必ずと言っていいほどストックされている日用品、ホイルとラップ。それぞれに対応した用途がたくさんある万能キッチン用品ですよね。しかし、おにぎりを作る際にはどのような違いがあるか意外と知らないもの。シーンに合わせて使い分けできるよう、両者のメリット・デメリットを押さえていきましょう。
▼食品用アルミホイル
ホイルのメリットはなんといっても「空気感」を維持できること。ホイルの特性上、おにぎりを握ると完全に密閉されないため、ほどよく余分な水分が抜けます。すると、お米とお米に間に空間が生まれるため、握ったときのままのふんわりおにぎりを味わうことができるのです。また、遮光性が高いため高温多湿の状態を緩和でき、保形性もあるため、イベントや行楽など持ち歩きにも最適です。
デメリットはおにぎりを温めたいとき、そのまま電子レンジでは温めることができないことでしょう。ホイルは、アルミニウムを薄く伸ばした金属でできており、電子レンジで温めるとマイクロ波によって電磁誘導が起きるため、ホイルに電流が流れます。すると、電流がおにぎりを通ることで発火するため、火災の恐れがあるのです。
もう一つのデメリットとしては、ごはんがホイルにくっつき、食べづらくなってしまうこと。しかしこれは、握る前に一度ホイルをくしゃくしゃに丸めて広げると、ごはんがくっつきづらくなる裏技があるので、あながちデメリットではないのかもしれません。また、最近では吸湿紙とアルミを組み合わせたおにぎり専用のホイルなども登場しているため、ふんわりおにぎりを食べたい方はそういったアイテムを活用してみてもいいかもしれませんね!
▼食品用ラップ
ラップのメリットはやはり握りやすく、そのまま電子レンジで温められることでしょう。カバンの中で少し潰れてしまっても握り直しが簡単で、おかずと一緒に電子レンジで温めてOK。温かいおにぎりがいつでも食べられる点はラップならではです。また、密閉できるため、おにぎりが乾燥せず、しっとりもっちりとしたおにぎりが食べられることもポイントです。
デメリットは密閉の弊害で時間がたつと湿気が溜まってしまい、ご飯がべちゃべちゃになってしまうこと。湿気が溜まるとラップの粘着力が緩み、水分の多い具材のときは液漏れの心配もあります。高温多湿は雑菌繁殖の原因にもなってしまうため、長時間の持ち歩きにはあまり向いていません。
このように、ホイルトラップにはそれぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが正しいという答えはありません。しかし、衛生的な観点から考えると、雑菌繁殖が抑えられ、なおかつふんわりおにぎりが食べられるホイルが最適かもしれません!
合わせ技でおにぎりの美味しさをキープ! おにぎり包み“第三世代”へ
このようにホイルとラップは包装の二大巨頭としておにぎり包みを牽引しています。しかしそれも昔の話。令和は、おにぎり包みの“第三世代”が時代を作り、そして当たり前を変えていくのです。では、そんなおにぎり包みの変遷を辿ってみましょう。
竹の皮からホイル・ラップ、そして第三世代のホイップへ。時代に合わせて変化してきたおにぎり包みは、私たちの食卓をより一層華やかなものにしてくれそうです。
アルミホイルならサンホイル
今回ご紹介したように、ラップとホイルは得意分野が違うため、どちらが圧倒的に良いというわけではありません。ラップとホイルの違いを知れば、おにぎりがもっと美味しくなります。
これから「ホイルおにぎりに挑戦してみたい!」という方は、東洋アルミエコープロダクツの「おにぎりホイル」や「おにぎり用サンホイル」がおすすめ。お米がホイルにくっつきづらい加工が施されており、デザインもお洒落なものやかわいいものなどバリエーションが豊富ですよ!