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お米とおにぎりの博物館 第一話 栄養たっぷり!お米はすごい!

2021.01.20

みんなが大好きな「お米」の魅力を、米農家と管理栄養士だから知っている情報と一緒に、この「お米とおにぎりの博物館」にて、全6話に渡ってお話ししていきます。

博物館 館長 ちきら たまき こんにちは!新潟の米農家&管理栄養士の ちきらたまき です。 私は、幼い頃からずっと、毎日の生活の中にお米の成長があり、お米中心の食生活で過ごしてきました。お米って、毎日食べても飽きることがない、不思議な食材ですよね。 今回は、みんなが大好きな「お米」の魅力を、米農家と管理栄養士だから知っている情報と一緒に、この「お米とおにぎりの博物館」にて、全6話に渡ってお話ししていきます。 第1話は「お米の栄養」について。 お米って体にいいの?悪いの?気になるところ。これを読めばきっと、お米とおにぎりのことがもっと好きになりますよ! さあ!炊飯器にお米をセットして、「お米とおにぎりの博物館」に出かけましょう。

お米は、古来のスーパー栄養食!?

日本人の主食であるお米は、世界中から注目される和食の基本食材。

おにぎり、すしなどの料理はもちろん、玄米や甘酒など、体にうれしい効果がある食べ物とも深く関わっています。
お米は、ただおいしいだけでなく、体を動かすエネルギー源となる炭水化物を始めとし、筋肉のもとになるたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれ、アレルギーにもなりにくい、日本古来のスーパー栄養食と言ってもよいのではないでしょうか。ごはんに好きな具をパパッと包んで握るだけで、みんなが大好きなおにぎりに。家族みんなで作ったおにぎりをアルミホイルに包んで、おでかけしてみませんか?

○おにぎり1個(ごはん100g)に含まれる主要な栄養成分 エネルギー 168kcal たんぱく質 2.5g 炭水化物 37.1g 脂質 0.3g カルシウム 3mg ビタミンB1 0.02mg ビタミンB2 0.01mg 鉄分 0.1mg 亜鉛 0.6mg 食物繊維 1.5mg 参考文献:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2018」

 

お米の糖質は、エネルギーに!?おにぎりでパワーチャージ

お米を代表する栄養素は「炭水化物」!お米は、運動にもダイエットにもおすすめな食材です。

炭水化物ってなぁに?炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の2つを合わせた栄養素の名前です。

糖質は人の身体を動かすエネルギー源になる、車のガソリンのようなもの。 不足すると、パワーが出ないばかりか、疲れが取れにくくなるので、元気に活動するためには、毎日しっかりと、炭水化物を含むごはんから糖質を取ることが大切になってきます。 食欲がないときは、ごはんを小さなおにぎりにすると食べやすく、小分けにしてエネルギー補給ができるところも、お米の大きなポイント。 おにぎりは、部活や勉強をがんばる学生さんの、「ここぞ!」という瞬間のパワーチャージにもおすすめです。

とは言われても「糖質制限」の流行から、「ごはんを食べると太る」と、大好きなごはんをガマンしている方はいませんか?

実は、ごはんには「レジスタント・スターチ」と呼ばれる、消化しにくいでんぷんが多く含まれ、消化に時間がかかるので腹持ちがよく、間食を抑えることができます。 さらに食物繊維のようにお腹の調子を整える効果も期待できるんですよ。 この成分は、冷えたごはんに多く含まれるので、作ってから食べるまでに時間が掛かることが多いおにぎりは、エネルギーチャージだけでなく、ダイエットにもうれしい食べ物なのです。

おにぎりクイズ

おにぎりをアルミホイルで包むと、みずみずさが保たれ、お昼になっても美味しいですよね!

おにぎりをアルミホイルで包むと、みずみずさが保たれ、お昼になっても美味しいですよね! では、アルミホイルでおにぎりを包む際、避けた方がよいポイントは次のうち、どれでしょう? Aおにぎりが熱々のうちに包む Bおにぎりのあら熱を取ってから包む Cおにぎりが完全に冷めてから包むAおにぎりが熱々のうちに包む 熱々のおにぎりをそのまま包むと、水蒸気がこもって水滴に変わり、ごはんがべちゃつく原因になったり、衛生的にもおすすめできません。握ったおにぎりを、少し冷ましてから包みましょう。
プロフィール eat plan 代表 ちきら たまき(管理栄養士) 新潟の米農家生まれ。 『ちきらたまき料理教室』主宰 都内で栄養相談、食品の商品開発などの業務に関わる中で、「農業がわからないと健康も何もはじまらない!」と気づき、2011年に故郷の新潟にUターン。米農家を手伝いながら、 『食と農と健康をつなげる』をテーマに新潟県に拠点を置いてフリーランスの栄養士として活動している。『ちきらたまき料理教室』を主宰する傍ら、自治体・企業などと一緒に商品開発、レシピ作成なども行っている。自身で企画・運営する稲作体験ツアーは8年目を迎え、毎年都内からの参加者を多数集める。 <WORKS> 南魚沼産コシヒカリ×IUJ国際大学「握飯国際化計画」に参画