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お米とおにぎりの博物館 第二話 お米ができるまで! 

2021.01.21

1年に1回しか作れないお米。いつ頃栽培され、どのようにして皆さんのお家においしいお米が届いているか、ご存知ですか?
お米ができるまでには、一般的に知られている「田植え」、「稲刈り」以外にも、実は季節ごとにたくさんの作業があります。
農作業の合間に、外で食べるおにぎりの味は最高!農家しか知らないお米の秘密を一緒に見ていきましょう!

博物館 館長 ちきら たまき こんにちは!新潟の米農家&管理栄養士の ちきらたまき です。 お米とおにぎりの博物館、第2話は「お米ができるまで」のお話です。 普段、何気なく毎日食べているお米。 皆さんの食卓に届くまで、どのくらいの期間がかかり、どんな風に育っているかご存知ですか? お米が育つ様子を知り、私たちが育てたお米を大切に食べてもらえるとうれしいです。

お米はこうやって作られている!

お米の元となる苗を作り、田植えをする時期! 【4月~5月】 お米の種は「お米」! お米作りは、早いところでは3月、雪深い地域では4月からはじまります。 お米の種は籾(もみ)と呼ばれ、その中身はお米です。 籾(もみ)から芽が出てきた 苗箱に籾をまいてから数日置くと、籾から芽が出てきます。 籾から苗へ 籾をまいてから約3週間で立派な苗になります。 いよいよ田植え 苗を田んぼに植え替え、約3ヶ月かけて、稲へと育てていきます。

いよいよ田植え
苗を田んぼに植え替え、約3ヶ月かけて、稲へと育てていきます。

稲穂を育て、お米にしていく時期! 【9月~10月】 実りの秋、稲穂 毎年変わる気候に合わせて育て方を調整していきます。稲は寒すぎるのも暑すぎるのも苦手。雨が多い年、台風が来るときは特に注意が必要です。 稲刈り・脱穀 コンバインという機械を使って稲を刈り取り、稲穂から籾を外します。 乾燥・籾摺り(もみすり) 刈りたてのお米は水分が多く、そのまま保管するとカビが生えるなど、品質が低下します。風に当てて、ゆっくりと乾燥し、水分を減らしてから籾を取り除き、お米を休眠させて長期保存に備えます。 精米 お米は玄米のまま低温保存し、食べる直前に精米するのがおいしい食べ方。 お店で購入するときは、精米日が新しいお米を選ぶようにするといいですよ! 「お米ができるまで」には、たくさんの作業が行われています。 農家の思いが詰まっていますね! おにぎりにしても美味しい、お米。 大切に食べて、みんなで元気になりましょう!

おにぎりクイズ

行楽シーズンなど、一度にたくさんのおにぎりを握ることありませんか!そんなときに主婦の知恵袋!あるちょっとした方法で、簡単に美味しいおにぎりが作れるようになります。それはどのような方法でしょうか? A塩を手につけ、握る Bごはんに塩を混ぜてから握る Cおにぎりメーカーに塩を振って、ごはんを詰める
Bごはんに塩を混ぜてから握る おにぎりは、ほんのり塩味がついていると美味しく感じるようになります。たくさんおにぎりを作るときは、あらかじめごはんに味をつけてから握るといいですよ。
プロフィール eat plan 代表 ちきら たまき(管理栄養士) 新潟の米農家生まれ。 『ちきらたまき料理教室』主宰 都内で栄養相談、食品の商品開発などの業務に関わる中で、「農業がわからないと健康も何もはじまらない!」と気づき、2011年に故郷の新潟にUターン。米農家を手伝いながら、 『食と農と健康をつなげる』をテーマに新潟県に拠点を置いてフリーランスの栄養士として活動している。『ちきらたまき料理教室』を主宰する傍ら、自治体・企業などと一緒に商品開発、レシピ作成なども行っている。自身で企画・運営する稲作体験ツアーは8年目を迎え、毎年都内からの参加者を多数集める。 <WORKS> 南魚沼産コシヒカリ×IUJ国際大学「握飯国際化計画」に参画